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「銀河鉄道の夜」--宮沢賢治

少年ジョバンニは、漁に出たまま帰らない父と、病に伏せている母をかかえていた。

学校の授業をおえると、活版所で活字を拾う仕事をして銀貨を1枚もらい、

パンと角砂糖を買って家に帰った。

母とのやりとりで、朝牛乳が届いていなかった事を知ったジョバンニは、

牛乳をもらいがてらその夜行われる星祭を見にでかけた。外に出たジョバンニは、

同級生のザネリたちにからかわれ、その中にカムパネルラがいることに気づき、

一人寂しく町はずれの丘に向かった。

天気輪の柱の下で銀河を仰いでいるうち疲れから眠ってしまた。

夢の中で、いつの間にか銀河鉄道に乗ってた。向かいに座っているのはカムバネルラだった。

白鳥停車場で、二人はプリオシン海岸へ行き、くるみ化石を拾い、化石の発掘現場を見た。

その後、車中、鷺や雁を捕って食べものにするのを仕事とする、人のよい鳥捕りと話をする。

途中で車掌が切符を調べにくた。

ジョバンニがポケットの中の紙を出すと、それはどこへでも行ける切符であった。

こんどは幼い姉弟を連れた青年が乗ってくた。

乗っていた船が氷山についとつしたのでここに来たらしい。

カムパネルラがその姉と話をしているとき、ジョバンニは嫉妬を感ていた。

列車がコロラド高原らしい所、双子の星、さそりの火を通過し、

サザンクロスへ到着すると、青年たちは降りていった。

いろいろな体験をしたジョバンニは、みんなのためにほんとうの幸福をさがす決意をした。

石灰袋の所でジョバンニが二人でどこまでも行ってみようと呼びかけたとき、

気がつくとカムパネルラの姿が消えていた。

ジョバンニは激しく泣き出し、夢から醒めた。

ジョバンニは町に戻り橋の所にくると、

カムパネルラが川に落ちたザネリを救おうとして水に飛び込み、

死んだことを知らされるのであった。

カムパネルラの父はきっぱりとカムパネルラの死を認め、

ジョバンニに父は間もなく帰ることを告げるのであった。

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