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「山椒大夫」--森 鴎外
岩代の国(福島県)から筑紫の国(九州北部)へ行ったままの父を訪ねて。
越後の春日から今津への道を四人連れの旅人が歩いている。
三〇歳ぐらいの「母」、一四の姉「安寿」、十二歳の弟「厨子王」、
それに四〇歳ぐらいの女中の四人である。
日が暮れかかる頃、一行は野宿の場所を探していると、
そこに「山岡大夫」という船乗りが現れ、自分の家に泊めてやろうと言う。
また、その勧めで、翌朝は船路で旅発つことにした。
しかし、実は、山岡大夫は人買いであったのである。
そして母と女中は佐渡へ、子どもたちは丹後の由良へと、母子は引き離されてしまい女中は入水する。
子どもたちが買われたのは「山椒大夫」という金持ちの家で、
ここで安寿はお茶くみを、厨子王は柴刈りを命じられた。
姉と弟は父母に会いにいく手立を話し、お互いを慰め合っていたが、それを山椒大夫の息子三郎に聞かれてしまう。
その夜、二人は三郎に引き出され、額に十文字の焼き印を押されてしまった。
小屋に帰って母から渡されていた守り本尊の地蔵を拝むと焼き印の痛みが消えたが、
翌朝目覚めて、その仏像を見ると、十文字の傷が出来ていた。
それ以後、安寿は口数が少なくなる。
やがて年が暮れ、また春がやって来て、外の仕事を始めることになった日の前日、
安寿は自分を弟と一緒に柴刈りに出させて欲しいと申し出る。
厨子王は事前の相談もなかったので非常に驚くが、山椒大夫は安寿が髪を切ることを条件にそれを許可した。
翌日、厨子王とともに山へ出かけた安寿は、守り本尊の地蔵を厨子王に渡して、厨子王を逃がした。
安寿が口数を少なくしていたのも、この機を狙っていたからなのだ。
その後、安寿は入水したが、厨子王は守り本尊の導きで山椒大夫の手を逃れ、
果てには丹後の守に任ぜられた。
父はすでに他界していた。
厨子王は母を探すため佐渡に渡り、再会を果たしたのであった。
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